しきたりを重んじる人へ贈る時のマナー
しきたりを知らずに、失礼にあたるものを贈ってしまうと、相手に不快な思いをさせてしまうことがあります。
最近では気にする人も少なくなりましたが、目上の人や、しきたりを重んじる人へ贈るときは、相手に不快な思いをさせないよう気を配りましょう。
〈新築祝いのタブー〉
- 灰皿
- ライター
- ランプ
- キャンドル
- 真っ赤なバラの花束

〈直接肌につけるもの〉
- 下着
- 靴下、ストッキング
- アクセサリー
- 香水 など
もしも先方からリクエストがあればもちろん贈ってかまいません。

〈目上の人へのタブー〉
- くつ下など
- ラグ(マット)など
踏みけるという意味につながるので、目上の人には失礼になります。
- 時計
- カバン

〈贈り物の数〉
慶事は奇数、弔事は偶数が基本
ただし、「四」は「死」、「九」は「苦」につながるので避けます。
末広がりの「八」は、慶事にも贈ってもよしとされています。
〈結婚祝いに刃物〉
- はさみ
- ナイフ
- 包丁などの刃物

〈病気見舞でのタブー〉
- 鉢植え…「根つく」「寝つく」につながるため。
- シクラメン…「死」や「苦」を連想させるため。
- 白い花・菊…お悔みごとに用いられる。
- 椿…花が花首から落ちるため。
- ポピー…花びらが散りやすい。
- 香りや花粉が強い花…迷惑になる。

日本では、古くからその贈り方に、決まりごとのあるものがあります。
決まりごとの一つ一つには意味があり、それを守ることで、より贈る側の気持ちが相手に伝わりやすくなります。